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軽貨物の運送業者として問題となっている名ばかり業務委託

軽貨物の運送ドライバーとして働く場合、軽貨物の会社の求人へと応募するパターンもありますが、業務委託といった形で働くドライバーも多くいます。業務委託での軽貨物の運送の場合労働時間などを自由に決めることや報酬に関する交渉ができるなど自由度が高い対等な契約といった形となっています。しかし、実際には軽貨物の運送をする労働時間が自由に決められない、給与の交渉もできないといった自由度が全くないといったケースが発生していることがあります。こういったケースを名ばかり業務委託といい、軽貨物の運送業界の中で大きな問題の一つとなっています。業務委託契約を結ぶと、社会保険などの保険料や交通費などの支払いが必要ないため通常に比べて雇用に関する責任を回避することができますし、たとえ社員並みに働かせても最低賃金の適用を受けないため報酬を抑えることもできるためコスト削減に悪用する企業もあります。そういった面から軽貨物の運送業者の中では名ばかり個人事業主が発生することが多いようです。そのため軽貨物の業務委託契約を結ぶ際には自分の希望とマッチングした働き方ができるように契約内容の確認を徹底して行いましょう。そのうえで各種保険への加入などの自己防衛をしっかりと行っておくことが重要です。

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